2012年10月13日

日本育種学会九州地区談話会を開催しました。

10月11日に、日本育種学会の九州地区談話会を私たちの研究所で開催しました。
 全部で50名近くの参加者に参加頂き、九州のブドウ、茶、イチゴ、稲(私)の育種家に最新の育種事情をレクチャー頂きました。
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 私はその前日にPRした「たちはるか」を例にとり、我々の育種プログラムについて紹介させていただきました。また育種の現場である試験圃場をご案内しました。

 懇親会では育種の成果である「吟のさと」のお酒をお出ししましたところ大好評で、足りなくて追加で買いに行くほどでした。
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2012年10月10日

業務用多収品種のプレスリリース


本日は私たちの育成した「たちはるか」の記者発表に行って来ました。この春に登録出願をした新品種候補を出来秋に発表することになったのでした。新聞社4社に来て頂き取材してもらえました。日本では自分たちしかやっていないであろう、かなり独創的なアプローチで出来た品種なので、明日以降どのようにマスコミに取り上げて頂けるか気になるところです。発表資料は本日から公開されています。
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/karc/044022.html
(資料から抜粋)
・「たちはるか」は、直播栽培でも倒れにくい特性を導入された日本初の主食用品種です。(この特性は米国の直播向き品種「Lemont」から導入されました。)
・従来品種より20%近く多収で、「コシヒカリ」、「ヒノヒカリ」と同等の良食味です。
・いもち病1)(葉いもち、穂いもち)と縞葉枯病(しまはがれびよう)2)に強く、農薬使用も低減できます。
・低コスト生産向きの特性を活かして、業務用・加工米用の用途が期待されます。
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(追記)
日本農業新聞と熊糯日日新聞の1面トップ、日経新聞の九州経済面に掲載されました(10/11付け)、この他に共同通信経由で全国の10社以上の地方紙のウェブ版に掲載されたようです。
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2012年10月03日

宮崎県えびの市に行って来ました

霧島連山を望む「にこまる」の田んぼ
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宮崎県えびの市に行って来ました。
生産者グループが「にこまる」産地立ち上げに動いている応援・指導のためです。
種取用圃場の混じり抜きチェックのあと,20数軒の農家の栽培している田んぼを
全部見て歩きました。大変でしたが生産者の熱意が伝わってきました。
稲の出来もおしなべて良く、ここは立派な産地になると確信しました。
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2012年10月02日

新しい低アミロース米(明日の新品種)

新しい低アミロース米の系統の現地試験をお願いしている
鹿児島県伊佐市の大規模農家さんのところに
現地調査に行って来ました。
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収量性、食味、稈の強さ、耐病性すべてにおいて
スキなく仕上げた自信作のつもりです。。
幸い(というか予想通り)、素晴らしい熟色と草姿に仕上がっており
農家さんの評価も上々でした。

成績をとりまとめて、問題がなければ
品種登録出願を検討することになるでしょう。

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2012年09月25日

佐賀大の学生さんたちが研究所を訪問

佐賀大農学部の学生さんたちが、研修の一環として研究所を訪問しました。
ちょうど作物の実る時期でもあり稲や大豆の試験圃場を案内して
説明を行いました。
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一人でも多くの方が,農業研究者の道に進んで頂く事を
期待したいです。

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