先日来、イベント等で「ミズホチカラ」を用いた米粉パンを、ホームベーカリーで焼く実演試食を行っています。回数を重ね、かなり安定して焼き上がるということも分かってきました。
ミズホチカラ単品の米粉はまだ市販されておらず、それを再現することは難しいのですが、それ以外の粉でも、焼き上がりに差はあれ(ミズホチカラほどは膨らまないものの)、ホームベーカリーでパンが焼けるということも分かってきました。
われわれが試した範囲で、うまく焼くポイントは以下の3つです
1.ホームベーカリーの「早焼きコース」を使う
2.小麦グルテンを粉全体の20%程度加える
3.「米粉パン」用の微細製粉の米粉を使う
1.については、パナソニックのSD-BM103等で確認しています。
この機種ですと、大体2時間ほどでパンが焼けてしまいます。
2.グルテンについては、製菓材料等のお店や通販で買えると思います
3.については、「上新粉」等では粒子が粗いのでうまく生地ができないようです。「気流粉砕」方式等による細かく挽いた粉が必要です。
※2.3を当時に満足させる方法として、パン用のグルテンミックス米粉を使うという手もあります。
それでは、レシピを紹介します。
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○材料A
米粉(パン用微細製粉) 200g
小麦グルテン 50g
(付記)小麦粉とグルテンはあらかじめ均等に混ぜておく。
砂糖 15g
塩 4g
スキムミルク 10g
ドライイースト 4g
○水 200ml
○材料B
無塩バター 30g
ショートニング 20g ※無塩バター30gのみでもよい。
○手順
1)水をパンケースに入れ、そこに材料Aを入れる。
(機種によりドライイーストは別に所定の場所にセット)
2)早焼き食パンコースに設定し、スイッチオン
3)捏ねる工程開始から5分後に材料Bを投入
4)焼き上がりを待つ。
(それ以外はホームベーカリーの説明書に従ってください)
※上述のようにホームベーカリーの機種、米粉やグルテンの性質等によって焼き上がりに差が出ます。ご了承下さい。
うまく焼けると、こんな感じです↓
(ミズホチカラの粉)
(熊本製粉の「絹穂波」(市販粉))
(付記)こうしてみると、仕上がりにはやはり差がありますね。熊本製粉さんが早く「ミズホチカラ」のパン用米粉を市販してくれないでしょうか?
posted by EX-Ricebreeder at 20:00|
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