熊本県内では今年、米粉用米が約100ha、飼料米が500ha以上作付けされているとのことでした。
先日の日本農業新聞にも、新規需要米の作付面積が合計2万haを越え、なかでも米粉用と飼料米が急増しているという記事が掲載されていました。
食糧自給率の観点からは良いことかも知れませんが、現在の生産振興は確かな技術や経営に裏打ちされたというよりは、単価の高い補助金に誘導されているという意味合いが強いと思います。
その意味で手放しでは喜べません。技術面だけでも、解決しなければいけない課題は数多くあります。
熊本県の新規需要米への取り組みの態勢は非常にしっかりしたものだと感じましたが、それでもまだ課題は数多くあります。
その解決に向けて、我々の技術がどれだけ貢献できるか、これからが正念場です。