2011年01月31日

再度リマインド 長崎県のにこまる情報HP

ブログ過去記事でも紹介していますが
http://ricebreeder.seesaa.net/article/126400170.html

長崎県農試のサイトでにこまるの栽培法の解説資料が
数多く掲載されています.特に育苗上の注意点は
参考になると思います。
http://www.n-nourin.jp/nougi/topic/nikomaru/index.html

最近、にこまるの栽培法について聞かれることが多いので
念のため再度掲載します。
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2011年01月25日

JA四万十に行ってきました。

高知県のJA四万十で「にこまる」の品種講習会をすることになり
講師として行ってきました。

福岡から小さい飛行機が飛んでいます。
DSCF6340.jpg

会場には150名ほどの出席者がお見えになり、盛況でした。
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JA四万十管内は,中山間地で知る人ぞ知る銘柄米「仁井田米」の産地です。
こちらこちらの記事で紹介した食味コンクール入賞の農家さんや
そのお米を扱っている業者とも直接お話しすることができました。
皆様の「仁井田米」そして「にこまる」にかける熱い想いが伝わってきました。
特別栽培米で10俵以上の単収をあげておられるかたもおいででした。

「にこまる」が「仁井田米」のさらなる飛躍のためのキー品種に
なり得ることを確信した旅でした。


(高知空港で見た「ゆずの里」で有名な馬路村の商品ディスプレイ
地域の力を感じます)
DSCF6348.jpg
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2011年01月09日

「にこまる」研究報告が刊行されました

ちょっと専門的な情報ですが

「にこまる」の育成に関する研究報告が刊行されました
冊子は昨年の暮れに出ていたのですが,先日pdfがウェブで公開されました。
育成に関する,ほぼ全てのデータをとりまとめた論文です。

育成から5年あまりで、ようやくまとめることが出来ました。
時間がかかった分、高温耐性や地域適応性のデータを
充実させることが出来たので、良かったと思います。

九州沖縄農業研究センター報告 第54号

食味と高温登熟条件下での玄米品質に優れる多収性水稲品種「にこまる」の育成

(pdfは以下にあり、どなたでもダウンロードできます)
http://konarc.naro.affrc.go.jp/houkoku/54/54-003.pdf
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2010年12月14日

速報 にこまるの産地品種銘柄設定申請

産地品種銘柄のことは過去記事で書きましたが、各地の農政局、農政事務所では申請が出た銘柄への意見募集が始まっているようです。

後日また整理したいと思いますが、今のところ「にこまる」は愛媛、岡山、静岡、石川などいくつかの県で来年からの銘柄設定を求める申請が出されているようです。

事情はそれぞれでしょうが、今年の夏の暑さによる作柄品質が影響していることは間違いないようです。
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2010年12月05日

にこまるの食味コンテスト入賞に思うこと

前の記事(こちら、とこちら)で書きましたように3つの食味コンテストで「にこまる」が上位入賞を果たしました。

お米の食味というのは非常に微妙なもので、品種だけで決まるものではなく
栽培条件や乾燥、保存法でも大きく左右されます。

また評価する人の好み、地域性や炊飯方法との相性で結果が左右されることもあります。

ですので、結果を鵜呑みにするには危険です。

しかし、今回、審査方法や審査の場所が異なる複数の試験で、いずれも良好な結果が得られたことは、どう考えても、意義深いことだと思います。

私が取りわけ感心したのは、今回上位に入った「にこまる」の産地が
高知にせよ長崎にせよ、今年産米、特に「ヒノヒカリ」が非常に産米品質の悪い、
言い換えれば高温障害の影響を特に強く受けている場所であることです。
そのような地域で取れたお米が、北陸や東北の米どころの産米に、優るとも劣らない成績を収めたわけです。

悪い環境の中で、品種の力を引き出して上位入賞に繋げてくださった、生産者の努力には感謝申し上げたいと思います。また、それに応える力を「にこまる」が「持っている」ということも、はっきり示されたのではないかと思います。

我々も、「にこまる」の持つ力をもっと多くの方に知っていただき、広めていきたいと思う次第です。
posted by EX-Ricebreeder at 19:09| Comment(10) | TrackBack(0) | にこまる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする