えびのに行ってきました。

宮崎県えびの市で今年から「にこまる」の試作を始めるということで
農家グループの皆さんに説明に行ってきました。


（霧島の噴火も今は小康状態のようです）

地区の公民館に集まって頂き，話を聞いて頂きました。
良質米の産地としてのこだわりのある地域だけに
新品種にかける期待は大きなものがあります。



今年から導入が始まるもう一つの高温耐性品種
「南海166号」も期待されているようでした。

各産地の「にこまる」を試食

さまざまなコメ袋　全部「にこまる」のです。
福岡や熊本のスーパーマーケット等で市販されているのを集めました。



西日本食品産業創造展に出展し,試食して頂くのは
どこの産地のが良いか,決定するための食味試験を行いました。
どれも甲乙付けがたい出来でした。その中で
一番おいしかったのを出します。
どこの産地かは当日のお楽しみ

にこまるの新規銘柄設定

昨日の記事に書き忘れた「にこまる」等の追加情報です。

まだ、農林水産省のウェブサイト等では発表されていませんが、
23年度から新規に産地品種銘柄に設定された品種が官報に掲載されました。
(3月31日付です）

「にこまる」が石川、静岡、愛媛、岡山で新規に設定されました

また、きぬむすめが三重で、新規に設定されました。

これで銘柄に指定している府県の累計は、
きぬむすめが10府県、にこまるが14県になると思います。

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さて、今日の記事とは関係ありませんが，写真を1枚
本日通勤途中に取りました。



田植えしたばかりの水田、北部九州ではあまり見かけない
「早期栽培」(多分コシヒカリ）です。

桜と稲の植わった田んぼの取り合わせは、珍しいのでは？

にこまるの情報いくつか

「にこまる」については、これまでも本ブログでお伝えしているように
昨年秋に、数多くの食味コンテストで入賞しました。

当研究所のニュースレターの最新号に、受賞歴をまとめた記事が掲載され、
改めて、その食味の良さを再確認しています。

さて、そんな「にこまる」ですが、西日本に展開するドラッグストアチェーン
「コスモス」がこの春先から福岡県産の扱いをはじめました。
(福岡県はじめ九州の一部店舗だけかもしれません）

これまでも、福岡県内のディスカウントストアhttp://www.lumiere-ds.com/で
福岡県産「にこまる」が売られていましたが、さらに
販売が拡大しています。

ちなみに、私が自宅近くの「コスモス」店頭で確認した時は、
その店に並んでいる「単一原料米」の中で最も安い価格でした
（具体的には書きませんが）
それでいて、九州で名の売れた某品種に比べて、明らかに
未熟粒の少ない，きれいな米でした。

この品質、食味で、この値段は、本当にお買い得と思います。

高知県内農家「にこまる」大人気

高知新聞のニュース

前年の３・２倍に当たる種もみ５トンが売り切れた。そうです。５ｔというと100ha分以上
ですね。

嬉しい限りですが，高知に限らずどこでも種籾が売り切れているそうで，
種籾を入手できない方もいらっしゃるのではないかと，少し心配しています。

普及地帯の各県が奨励品種として種子増殖体制を確立して下さるのが
望ましいのですが，各県諸般の事情があり、なかなか進まないのが
現状です。