土曜日だがえびの市に出張しました。今年5回目のえびの市行きです。
えびの市米・食味コンテストの審査員を務めてきました。
ここは「にこまる」の産地化に取り組んでいる人たちがいて、今年20haを作付けしました。
米・食味コンテストの結果です。
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第8回 えびの市米・食味コンクール結果
出品数:ヒノヒカリ156点、にこまる30点
食味計等で予備選考を行い、最終選考に5点が選出されました。
(なんと、そのうち4点が「にこまる」でした)
そして、70名の審査員が(流通関係者含む)食べ比べた結果、最優秀賞にその中から「にこまる」が選定され、さらに優秀賞:にこまる3点 ヒノヒカリ1点という結果になりました。
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特別審査員の(株)ミヤベイ直販業務部長S氏のコメントです。
・最終選考に残った5点はいずれも甲乙付けがたいほどレベルが高い
・宮崎経済連と県関係者で,先日県産米の品質評価会を行った。その結果を一部紹介したい。
にこまる(えびの産):アミロース18.5% タンパク質6.1% 食味値81点
(参考)魚沼コシヒカリ:アミロース18.4% タンパク質5.8% 食味値82点
・食味の面で「にこまる」の評価は非常に高かった。一等米比率も(ヒノヒカリに比べて)高く、全国で18府県で作付けされるなど知名度が最近上がってきている。非常に売りやすい品種であるので、今後ぜひ作付けを伸ばして欲しい
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JAえびの組合長のコメントです。
・えびの市の含まれる宮崎県霧島中央地域の作況指数は93,はっきり言って不作だった。その中で「にこまる」を作った方の中には21袋(×30kg)/10a取った方も何人かいらっしゃる。
・一等米比率は,えびの市全体で13%,ほとんどが二等米、その中で「にこまる」は、一等米比率78%とたいへん健闘している。
・「にこまる」の課題は食味(値)のばらつきである。平均の食味値は74(ヒノヒカリが71〜72)だが、最高85点から最低では65点の農家もいた,来年以降は施肥法の指導を強化する必要があると思う。
・「にこまる」作柄の悪い年にはっきりした結果を出したは、今後も作付け拡大に向けて取り組んでいきたい・
この1年、えびの市の「にこまる」作付け農家の皆様を応援してきましたが、この日最高の形でその結果を得ることが出来ました。
皆様のご尽力に「ご苦労様」と申し上げたいです。
posted by EX-Ricebreeder at 05:24|
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にこまる
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