2011年09月04日

長めの近況報告

しばらく、更新をお休みしてしまい申し訳ありません。

田んぼの方は「にこまる」が穂揃期を過ぎ、晩生系統も
次々出穂してきました、交配も順次進めていますが
出穂調査も交配もほぼ一段落しつつある状況です。

これから、いよいよ供試系統の立毛における個性が
現れてきますので、その評価をしていく時期になります。

さて、8月末から9月頭にかけていくつか会議や学会に
行ってきました。

学会であった研究者から
「東京でも「にこまる」売っていますよ。」
と教えてもらいました。

私の見た範囲ですが、九州の小売店では、数ヶ月前から「にこまる」が
品薄になっています。「ヒノヒカリ」単品販売の銘柄米も
品薄傾向が続いており、最近スーパーで
「ハナエチゼン」「イクヒカリ」といった
あまり単品では目にしない銘柄を見かけます。

おそらく、東北や関東の産米が、震災や原発事故の影響で
首都圏を中心に入荷が細り、その埋め合わせに
九州の「にこまる」「ヒノヒカリ」が買われたのでしょう。
そして、そのまた埋め合わせに
23年産の早生銘柄「ハナエチゼン」「イクヒカリ」等が
九州に供給されているのではないかと
勝手に推測しています

23年産米の流通は、これまでとだいぶ様変わりして
その中で新しい品種銘柄の評価や認知度も上がっていくことは
十分考えられます

付記)
出席した学会は日本作物学会の講演会です。
私たちが採用している高温寡照耐性の検定法について
ポスターで発表してきました。

日帰りの参加で、講演は余り聴けなかったのですが
インディカ品種とコシヒカリの交配後代から
トウモロコシ(C4植物で光合成能力が高い)並に
光合成能力が高いものが見つかったという発表が
印象に残りました。

インディカと日本稲の交配は飼料用の多収品種を
目的にこれまで数多く行われてきました。
その中には光合成能力が高いものが選抜されている
可能性は十分あると思います。
(もちろん、光合成能力の高さが実際の乾物生産力にプラスに
働いていないと選抜されないでしょうけど。)

作物学会の講演要旨は以下で公開されています
http://www.jstage.jst.go.jp/browse/jcsproc/232/0/_contents/-char/ja/
posted by EX-Ricebreeder at 10:10| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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