2018年09月12日

農研機構の新技術新品種プレスリリース

9/6に農研機構がプレスリリース4件を発表しました。業務加工用の露地ほうれん草の機械収穫技術と、水稲新品種3品種。水稲品種は、業務加工用米「あきだわら」の晩生耐病化バージョンの「恋初めし」、と高アミロース米「越のかおり」の晩生多収化バージョン「亜細亜のかおり」。そして最もインパクトがあるのが、高温耐性に優れた多収の極良食味水稲新品種 「にじのきらめき」 これは、この冬の成績検討会で概要を聞いて、日本の品種改良技術の現時点での到達点だと感じ入った品種です。まったくスペックに死角がない。コシヒカリと出穂期が同じ。「コシヒカリ」に比べて標肥栽培で15%程度、「コシヒカリ」が倒伏する多肥栽培では30%弱多収。玄米の外観品質は「コシヒカリ」よりも良好で、高温耐性強。食味は「コシヒカリ」と同等。短稈で倒伏に強く、穂いもち+縞葉枯病にも強い。関東の平坦部のコシヒカリ地帯に特におすすめ。
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/narc/082656.html
posted by EX-Ricebreeder at 21:31| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする